ホップの香りを楽しむ!ペールエールの特徴や美味しさを徹底解説

ペールエールと聞くと普段飲むのとは少し違ったビールだというイメージを持ちますよね。

最近はクラフトビールも人気沸騰中で、様々な聞き慣れないビールの名前を聞くことも多くなっているのではないでしょうか?
今回はそんな中からペールエールについて味わいや歴史、美味しい飲み方を紹介していきます!

おすすめ銘柄もまとめていますのでぜひ最後までお楽しみください!

ペールエールってどんなビール?

大手ビールメーカーのキリンやアサヒが醸造に参戦したこともあり、最近はペールエールを目にする機会も増えたのではないでしょうか?

まずはペールエールがどんなビールなのかを、特徴や美味しさを紹介しながら解説していきます。

淡い色が特徴!

ペールエール

ペールエールの「ペール」とは英語で「淡い」を意味するPaleです。
その名前の通り、ペールエールの見た目は特徴的な淡い色となっています!
日本で一般的に飲まれているラガー系のビールは黄金色なので、ペールエールの色は少し意外かもしれません!

ラガービールとは?今さら聞けない意味や特徴、他種との違いを解説!

ここからはペールエールが持つ2つの美味しさを紹介します!

・美味しさ①:弾けるホップの香り

まずはペールエールの1番の特徴と言うべき「ホップの香り」です。
ペールエールの醸造には通常のビールよりもたくさんの種類のホップが使われるので、香りも奥深いものとなります。

ところで皆さんは世界に何種類のホップが存在するかご存知ですか?

ホップ

その答えはなんと100種類以上!北半球の涼しい多数の地域で栽培され、本当に様々な品種があります。さらにホップの中にも、苦味をつける「ビタリングホップ」や香りをつける「アロマホップ」など、様々な役割を持つものが存在します。 

ペールエールではアロマホップが重要であり、若葉のようなフレッシュな香りのホップや柑橘系果実のような爽やかな香りのホップなど、ビールによって多様な香りが楽しめます!

この特徴はアメリカ生まれの「アメリカン・ペールエール」で特に感じやすいです。

美味しさ②:口に広がるモルトのコク

大麦

香りにも負けないもう1つの特徴が「モルトのコク」です。モルトとは麦芽のことでビール作りに欠かせない材料の1つです!

ちなみに麦芽使用量が50%未満のものは「発泡酒」と呼ばれ、ビールと名乗ることができません!

今さらだけど発泡酒って何?ビールや新ジャンルとの違いや酒税法について解説!

この大麦の麦芽特有のコクがペールエールでは強く感じられます。
普段飲むラガーはキレのある苦味で後味スッキリなビールなので、ペールエールを飲めば新たな発見があるかもしれません!

この特徴はイギリス生まれの「イングリッシュ・ペールエール」で特に感じやすいです。

ペールエール発祥の歴史

ペールエールは18世紀にイギリスのバートン・アポン・トレントという地域で生まれ、「苦味と香りが絶妙にマッチしている」と高い評価を得ていました。

イギリス

この人気に乗じて多くの人が他の地域で醸造を始めましたが、不思議なことになぜか味わいを再現することができませんでした。

その理由は「バートンに流れる水が硬水だったから」なのです!

その後、軟水を硬水化する技術が発展し幅広い地域でペールエールが醸造されるようになりました。

そんなペールエールの噂は大西洋を越えアメリカまで届き、アメリカでブームを巻き起こしました。現地で造られたペールエールは「アメリカン・ペールエール」と呼ばれるようになり、世界中で大人気なビールとなったのです!

ちなみにイギリスに残り伝統的な味わいを引き継いでいるペールエールは「イングリッシュ・ペールエール」や「インペリアル・ペールエール」と呼ばれています

クラフトビール?IPA?他との違いを解説!

ここまで読んできて

「確かにペールエールはわかったけど、よく聞くクラフトビールとかIPAとはどう違うの?」

という疑問を持った方もいるかもしれません。

ここではペールエールに関してよくある間違いを挙げながらさらに詳しく解説します。
ここを読めばペールエールだけでなくクラフトビールを広く理解できるのでこの機会にぜひ学んでいきましょう!


ペールエールはクラフトビールで人気のビアスタイル!

まずクラフトビールとペールエールの違いについてですが、これらは別物ではなく「クラフトビールの中にペールエールがある」と考えるとわかりやすいです。

近年話題沸騰中のクラフトビールですが、主に7種類のビアスタイルで醸造されています。

・ピルスナー (Pilsner)

・ペールエール (Pale Ale)

・IPA(アイピーエー)(India Pale Ale )

・ヴァイツェン (Weizen)

・スタウト (Stout)

・バーレーワイン (Barley Wine)

・フルーツビール (Fruit Beer)

この中でもペールエール、IPAは特に人気なビアスタイルなので、皆さんが知っているクラフトビールもこのどちらかかもしれません!

多種多様なクラフトビール

クラフトビールをより詳しく知りたい!という方はこちらの記事も参考にしてみてください。

人気の今だから知りたい!クラフトビールの定義、種類、おすすめ銘柄を徹底解説!

ペールエールから生まれたIPA

ところで読者の皆さんの中に「ペールエールの話題になるとIPAという名前がいつも出てくる」という経験をお持ちの方はいらっしゃいますか?
実はこのIPA、ペールエールと切ってもきれない関係にあるのです!

それもそのはず、IPAはインディアペールエール(India Pale Ale)の略で、ペールエールの派生系なのです! 

IPAはイギリスが植民地であるアメリカまでペールエールを運ぶ際に、腐らないように通常より多めにホップを使ってビールを造ったことでできたビアスタイルです。
そのためペールエールよりも香りや苦味が強く、アルコール度数も少し高めという特徴を持っています。

記事の最後にはおすすめペールエールに加えてIPAも紹介します!お楽しみに!

ペールエールを美味しく飲むには

ここまでペールエールについて深く知ることでそろそろペールエールが飲んでみたくなってきた頃だと思います。
ここではこれまで学んできたペールエールの美味しさを最大限に引き出せる方法を紹介していきます!
ペールエールに挑戦してみる際にはぜひここのポイントに注意してみてください!


香りを楽しむなら冷やしすぎ注意!

まずこれは絶対に気を付けてほしいポイントです!ペールエールは冷やしすぎ厳禁です!

日本でよく飲まれるビールにはラガーに分類されるピルスナーが多く、これはのどごしが特徴なので冷やすと美味しくなります。そのため私たちは一般的に「ビールはキンキンに冷やした方が美味しい!」というイメージを持っています。

冷えたビール

しかしペールエールなどのエールに分類されるビールには香りが奥深いものが多く、冷やしすぎてしまうと香りが広がらなくなってしまいます。

そのためペールエールは適温の11〜14℃で飲みましょう!

グラスが香りを引き立たせる

ビール通がグラスにもこだわるのは決してカッコつけるためではなく、しっかりとした理由があります。
グラス選びに力を入れる理由、これもまた「ホップの香りを最大限に楽しむため」です

ズバリ、ペールエールを飲む際には大きいグラス、特にパイントグラスがおすすめです!

パイントグラス

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高さがあるグラスだと立ち上がったホップの香りがグラス内に長く残るので最後まで香りを楽しめます。

また飲み口とビールの上面が近すぎると香りだけでなくアルコールの蒸発した臭いも一緒に上がってきてしまうため、香りをうまく味わうことができません。

ペールエールに合う料理

ビールを美味しく飲むためにはそのビールに合ったおつまみを組み合わせることが重要です。これをペアリングと呼びます。

そしてペールエールにペアリングしたい食材は「魚料理」です!

ペールエールの持つ柑橘系のスッキリとした香りと独特な苦味をさらに美味しくします。
味が少し弱い魚料理の淡白な味わいとペールエールの香りの両者の旨味が引き立ちます!

ペールエールが生まれたのはイギリスであり、イギリスといえばフィッシュ&チップスなので、魚×ペールエールは間違いない組み合わせですね!

おすすめペールエール

ここからは皆さんお待ちかねのおすすめペールエール紹介に入っていきます!

まだペールエールを飲んだことのない方も、もっとペールエールの世界に浸りたいという方もぜひ参考にしてみてください!

①よなよなエール(ヤッホーブルーイング)

よなよなエール

引用:https://yonasato.com

クラフトビールを飲んだことがある人なら誰もが知っている、と言えるほどに日本のクラフトビール業界を代表する「ヤッホーブルーイング」の看板商品です。

ホップの中でも柑橘系の香りが特徴の「カスケード」という種類のホップを使っており、爽やかな香りと柔らかな苦味が楽しめます。香りを立たせるために飲みごろ温度は13℃ほどとなっているので、ぜひぬるめでゆったりと味わってみてください!

②キャプテンクロウ エクストラペールエール(オラホビール)

キャプテンクロウ エクストラペールエール

引用:https://ohlahobeer.com

通常の2倍以上のホップが使われており、濃密なジューシー感のある香りと奥深いビターな味わいが楽しめます!
「これでもか!」というまでにふんだんに使用されたホップの味わいをぜひご堪能ください。

日本だけでなく海外でも人気なビールとなっています!

③ペールエール(箕面ビール)

箕面ビール

引用: https://store.minoh-beer.jp

大阪・箕面を拠点に日本中にクラフトビールを届けるメーカーのペールエールです。香りや苦味だけでなくキレの良さも持つペールエールで、淡い色味が特徴です。
柑橘系のアロマホップを使用しているため爽やかで、何杯でも飲みたくなります。

バランスの良い味わいなのでどんな料理にも合わせられます!

番外編:IPAとの違いを体感!

先述のようにIPAはペールエールの派生系で、より多くのホップを使っているためさらなる香りと苦味が楽しめるビールです。

適温もペールエールよりさらに高い12〜14℃となっています!


YOROKOBI

今回ご紹介する「HEAVEN TRIP」(Hazy IPA)は会議を重ねIPA愛好家の意見やリクエストを取り入れた至高の一品となっています。

こちらはIPAの中でもHazy IPAと呼ばれる「濁り」が特徴の派生系に分類され、ホップの香りはそのままに苦味も優しく口当たり滑らかなビールです。そのため「IPAが気になるけど苦味が強すぎるのはイヤ」という方にもおすすめできます!

アルコール度数は7%と若干高めですが、食後にゆったりとチルな気持ちを味わえるようなフルーティさとジューシーさを兼ね備えた味に仕上げています。

1杯で「逝っちゃう」くらい満足できるビールになっていますので、気になる方はぜひ試して見てください。

一般販売は11月ごろを予定していますが、makuakeで先行販売も行われますのでぜひチェックしてみてください!

■makuake

https://www.makuake.com/project/yorokobibrewery/

■公式通販サイト

https://yorokobi.me/

まとめ

今回はペールエールについて味わいや発祥、おすすめの飲み方などをまとめました!
皆さんのペールエールへの理解が深まっていれば幸いです。
このペールエールからクラフトビールの世界にどっぷりハマって頂けることを願っています。
また次の記事でお会いしましょう!