ヴァイツェンとは?ビールの種類を徹底解説!

近年では、数え切れないほどのビールが市場に出回っており、クラフトビールと聞くと種類が多すぎて分からないという方も少なくないでしょう。

そこで今回は、クラフトビールの種類と人気のスタイル「ヴァイツェン」についてご紹介していきます!

クラフトビールって何?

「居酒屋などで飲むビールとクラフトビールの違いって何?」と気になった方もいるのではないでしょうか?

普段飲むビールとクラフトビールでは大きく3点違うところがあります

クラフトビール(もしくはクラフトビールの醸造所)とは

・小規模であること

・独立していること

・伝統的であること

の3つの条件を満たしているということとなっています。


また「地ビール」と「クラフトビール」の違いはほとんどなく、「地ビール」はお土産要素が強く、地域に密着している点で「地酒」と同じような考え方から生まれました。また「クラフトビール」は「職人技が込められたビール」ということから呼び方が変わっているそうです。

ヴァイツェンとは?

ドイツ語で小麦を意味しており、小麦麦芽を50%以上使用して上面発酵で醸造したビールです。また、普段居酒屋などで飲むビールは下面発酵で醸造したラガーで、醸造工程などの違いもあります。


ヴァイツェンは日本では白ビールや小麦ビールなどとも呼ばれています。苦味はほとんどなく、バナナで例えられるフルーティで芳醇な香りが特徴で、苦味が少ないためごくごく飲めると女性にも人気のビールです。

ヴァイツェンの特徴

ヴァイツェンの大きな特徴を3つご紹介していきます。

・バナナとクローブの香り

ヴァイツェンの最大の魅力ともいえるバナナの様な甘い香りとクローブ(香辛料)のようなスパイシーな香りが特徴です。

これらの香りはヴァイツェン酵母という特殊な酵母から生まれます。


・苦味の少ない滑らかな口当たり

白ビールならではの苦味が抑えられた滑らかな口当たりがあります。

ホップの量が少ないため苦味は控えめになり、小麦が多く使われることで、タンパク質がまろやかな口当たりを生み出します。

特にヴァイツェンは白ビールの中でも小麦の使用比率が高く、シルクのようなスムーズな飲み心地になっています。


・豊かな泡立ち

グラスに注ぐと簡単に泡立つだけでなく、キメの細かい良質な泡ができます。

タンパク質はビールの泡を形成する成分の一つであるため、タンパク質の含有量が多いヴァイツェンは泡立ちがいいのです。

ビールを飲み干す最後までクリーミーな泡を楽しむことができます。

クラフトビールの種類とおすすめビールをご紹介!

現在では、100種類以上あるといわれているビアスタイルですが、ビールのスタイルごとの特徴や味の違いなど、日本酒やワインのように種類がたくさんあります。

その中で、どのように好みの味を見つければいいのでしょうか?


ここでは味わいの違いを知る目安となる、「ラガー」と「エール」についてと5つの代表的なそれぞれのスタイルをご紹介します

・ラガー

ビールには色や香り、味わいだけでなく、製造法も違うさまざまな種類が存在します。そのなかでも、「ラガー」と呼ばれる発酵方法で醸造されるものをラガービールと呼びます。キレのある苦味と爽快感のある飲み口のビールとして人気です。

日本の居酒屋などで飲む、ほとんどのビールがこの「ラガー」です。

「ラガー」の中でも代表的な2種類のラガーをご紹介していきます。

・「ピルスナー」

ピルスナー(Pilsner)は19世紀にチェコのピルゼンで生まれた「ピルスナーウルケル」を発端に、世界中で最も広く普及しているビアスタイルです。日本で流通しているビールの約99%がこのピルスナーに分類されます。淡色でアルコール度数は低め、キレのある爽やかなのどごしと、ホップの苦味が特徴です。

一度は飲んでおきたい!『ピルスナーウルケル』

https://beergirl.net/how-to-enjoy_pilsner-urquell-c/


ピルスナーの元祖とも言われる『ピルスナーウルケル』は、チェコのピルゼンでのみ醸造されているビールです。伝統的な「ハラディンカ」という注ぎ方で提供されるのが大きな特徴です。伝統を守り、注ぎ手によって伝えられてきたビールは、ぜひ飲んでおきたい一品です。

最近ではコンビニ等でも販売されているため手に入りやすいです。

・「シュヴァルツ」

シュバルツはドイツ語で「黒」という意味で、焙煎した麦芽とホップを原料にして醸造される、文字どおりの黒ビールです。下面発酵で造られるラガーで、ローストの香ばしさと苦み、かすかな甘み、ラガーらしいすっきりした味わいが特徴です。

アルコール度数は4~5%ほどで、色合いは褐色から黒まであります。同じ黒ビールである上面発酵のスタウトと比べて、アルコール分が控えめで飲みやすいことから、黒ビール初心者にも人気があります。

ドイツの詩人ゲーテが愛した「ケストリッツァーシュヴァルツビア」

https://www.mizuhiroba.jp/shop/products/detail/1276/


500年近くも前にシュバルツの名を冠して造られた、ドイツが誇る本家本元の黒ビールです。今も昔と変わらない原材料を使用し、伝統的な醸造法で造られています。ビールの貴族と称賛された優雅な風味と、すっきりした飲み口で人気です。

・エール

ラガーとは発酵方法から特徴まで多くの点で異なります。

ラガーは「下面発酵」で比較的エールよりも新しい醸造方法ですが、エールは「上面発酵」と古くからある醸造方法です。


エールの特徴は芳醇で濃厚、そして何よりも香りが高いです。

ここではエールの代表的な3種類をご紹介していきたいと思います。

・「ペールエール」

イギリス発祥のビアスタイルで、モルトのコクやホップの香りが豊かに感じられるのが特徴です。その後アメリカに渡り、柑橘様のホップの香りが華やかに感じられる「アメリカン・ペールエール」が考案され、世界中に人気が広がりました。


「クラフトビールを飲んだことがない」という方におすすめしたいのが、このペールエールです。苦味等も比較的控えめで飲みやすく、食事にも合わせやすいからです。

自宅でペールエールを飲む際には1つ注意点があります。

それは「冷やしすぎない!」という点です。

ペールエールはモルトやホップの香りが特徴ですが、冷やしすぎにより損なわれてしまう可能性があり、8℃~13℃が飲み頃です。

コクのある味わいや、ホップや酵母由来の香りが特徴です。

この香りの成分は冷えているビールが徐々に温まっていくのにつれて揮発するため、キンキンに冷えているよりも少々ぬるめの8℃~13℃くらいで飲むのがベストなのです。


一度は見たことある!?「よなよなエール」

https://yonasato.com/column/beerstyle_1


ペールエールとして有名なヤッホーブルーイングが作る「よなよなエール」コンビニなどで見かける機会も多いのではないでしょうか?

アメリカン・ペールエールの王道を目指して作ったこのビールは、グレープフルーツを思わせる華やかな柑橘香が特徴です。

ピルスナー好きでも、ついついしっぽり自分の時間に浸りたいときに飲みたくなってしまうビールです。

・「IPA」

India Pale Aleの略で「アイ・ピー・エー」と呼ばれています。

インドがまだイギリスの植民地だったころ、インドに滞在中のイギリス人にペールエールを送るために作られた歴史あるビアスタイルです。


海上輸送中に傷まない様に、防腐剤の役割を持つホップを大量投入したため、非常に強い香りと苦みが特徴的です。


もう一つのIPA⁉「HEAVEN TRIP Hazy IPA」

https://yorokobi.me/


現代のクラフトビールブームで人気のスタイルの1つがこのHazy IPAです。

初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?そこでここでは簡単にHazy IPAの特徴についてご紹介していきます。


まず、Hazy IPAはIPAの派生スタイルのうちの1つです。


Hazy IPAの名称は、ビールの見た目が濁っている(=ヘイジー)ことから名付けられていおり、主に3つ特徴があります。

・濁った外観

これはホップに含まれるポロフェノールや麦芽に含まれるタンパク質が多い事が要因です。


・IPAなのに苦くない

Hazy IPAは、従来のIPAと比べても苦味の指標であるIBUが格段に低いです。

これには通常の工程とは違うドライホッピングという醸造方法を用いているのが要因です。


・ホップの強い香り

Hazy IPAに感じる魅惑的なシトラスとトロピカルフルーツの香りは、大量のホップによって生み出されます。

他にはないこの爆発的なホップの香りも、ドライホッピングの技術がカギとなるのです。


濁りやホップの香りについて理解が深まれば、ヘイジーIPAの美味しさをより楽しむことができると思います!

おすすめのヴァイツェンビールをご紹介!

ここまで多くのビアスタイルと共におすすめのビールをご紹介してきました。

ここでは冒頭でご紹介した「ヴァイツェン」のおすすめを3選ご紹介していきます。

・エルディンガー ヴァイスビア ヘーフェ

http://erdingerbeer.jp/beer/weissbier.html


良質な酵母を使い伝統的な製法で作られた白ビールです。少し濁りのある金色と、きめが細かくクリーミーな泡が特徴的で、苦みが少なく爽やかな味わいをお楽しみ頂けます。肉・魚はもちろんデザートやフルーツとの相性も抜群です。

・銀河高原ビール 小麦のビール

https://gingakogenbeer.com/


「銀河高原ビール 小麦のビール」は、バナナのようなフルーティな香りと味わい、酵母による白い濁りが特徴のビールです。ビール大国ドイツ伝統の白ビール“ヘーフェ(酵母入り)ヴァイツェン”というビアスタイル(ビールの種類)です。

・常陸野ネストビール ヴァイツェン

https://kodawari.cc/ec_shop/goods.php?no=19&detail_search=


小麦麦芽を材料に仕込んだ酵母入り白ビールです。 華やかな香りを醸す酵母を使用し、フルーティーな香りと程よい酸味、滑らかな口当たりが特徴です。 常陸野ネストビールは1996年の発売以来、国内外で数々の賞を受賞してきた、世界約30ヶ国以上で愛されている日本のクラフトビールです。

まとめ

ここまでたくさんのクラフトビールに関してスタイルや各スタイルのおすすめをご紹介してきました。

また、クラフトビールの中でも親しまれやすいスタイル「ヴァイツェン」に関してご紹介してきましたが、普段のビールに慣れてきた方は新しいビアスタイルに冒険に出てみるのも良いのではないでしょうか?

その中でも今回ご紹介させて頂いた「ヴァイツェン」は非常におすすめのビールです。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。