クラフトビールとは|Yorokobi Brewery

クラフトビールとは|Yorokobi Brewery

2023/03/16

最近熱を帯びている「クラフトビール」という言葉。よく聞く言葉だけど結局ビールと何が違うの?と不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方のために今回はクラフトビールの正体をご紹介します!

クラフトビールの正体

クラフトビールとは

クラフトビール (craft beer) とは、「小規模な醸造所で製造されるビールのこと」です。ただ、日本において法律などによる絶対的な定義があるわけではありません。

一方で、日本においては業界団体の全国地ビール醸造者協議会(JBA)では「クラフトビール(地ビール)」を以下のように定義しています。

"全国地ビール醸造者協議会(JBA)では「クラフトビール」(地ビール)を以下のように定義します。

  1. 酒税法改正(1994年4月)以前から造られている大資本の大量生産のビールからは独立したビール造りを行っている。
  2. 1回の仕込単位(麦汁の製造量)が20キロリットル以下の小規模な仕込みで行い、ブルワー(醸造者)が目の届く製造を行っている。
  3. 伝統的な製法で製造しているか、あるいは地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。そして地域に根付いている。"

参照:全国地ビール醸造協議会(JBA)(2018年5月)「「クラフトビール」(地ビール)とは」<http://www.beer.gr.jp/local_beer/>

※2023年2月13日現在、上記のURLはセキュリティの問題上保護されておりません。ご承知おきください。

クラフトビールの拡大

クラフトビールの拡大には大きな理由があります。ご紹介した定義の「1.」の「酒税法改正」です。


これは1994年4月に行われた酒税法改正のことで、それまでは事業者のビールの年間最低製造数量が2000キロリットル(大びん換算で約316万本)でしたが、法改正の後は60キロリットル(同 約9万5千本)に大きく引き下げられました。


つまり、それまで日本のビール製造は酒税法という法律で、相当な量(年間2000キロリットル以上)を生産・販売することができる大手メーカーにしか事実上認められていませんでしたが、この法改正によって小規模な事業者もビールを製造することが可能になったわけです。


以上の規制緩和により、全国各地に少量生産の、いわゆる「地ビール」が続々と誕生しました。流れとしてはこの酒税法改正後に誕生し、少量で生産販売されているビールのことを「クラフトビール」(地ビール)と言います。

YOROKOBIのHAZY IPA

クラフトビールの特徴

クラフトビールには、以下のような特徴があります。

  1. 小規模な醸造所による製造:大量生産される大手メジャーブランドのビールとは異なる独自の風味が楽しめる
  2. 多様な種類とスタイル:ペールエール、IPA、スタウトなど、さまざまな種類のビールが楽しめる
  3. 高品質な原料:通常のビールよりも高品質な原料が使用されている傾向にある
以上の3点が大きな特徴と言えるでしょう。そして、最も大きな特徴は、以上の3点が合わさることで生まれる独自の風味でしょう。


これらの特徴があるため、クラフトビールは一般的なビールよりも高価な傾向にありますが、その分風味や品質にこだわったビールが楽しめます。

クラフトビールの市場

クラフトビールの市場

一般的に、日本のクラフトビール市場は全体のビール市場のシェアは小さいとされています。というのも、クラフトビールの定義が曖昧なため正確な大きさは出せないのですね。

ただ、2021年を見ると、全体のビール市場のおよそ1%程度がクラフトビール市場とされています。一方で、キリンの発表によれば、2020年の1月~9月と2021年の1月~9月では市場規模がおよそ200%成長した問おうことです。

2022年の結果はまた発表されることでしょうが、おそらく拡大しており、クラフトビールの市場規模は将来的にはかなり大きなシェアを占めることが期待されています。

クラフトビールの種類

まず、ビールそのものはエール系とラガー系に大別されます(↓の記事で詳しく説明しています。ご覧ください!)。

ピルスナービールとは|Yorokobi Brewery

そして、その下に様々なビールが区別されていくことになります。そのひとつひとつを数えるとその数はなんと100種類以上とも言われています。世界中で醸造されており、地域や醸造所によって独自の風味が生まれたり、醸造技術や原料などが進化して新しい種類のクラフトビールが生まれたりすることもあります。

ここでひとつひとつ詳しくは紹介できませんが、代表的なものと大きな特徴を示すのでぜひ探して飲んで見てください。

  1. IPA(India Pale Ale):ホップの風味が強いビール

  2. Stout:コーヒーやチョコレートのような味わいがあるビール

  3. Porter:香り高いビール

  4. Belgian Ale:ベルギー産のビールのことで、独特の風味がある

  5. Wheat Beer:小麦を主原料としたビールのこと

  6. Pilsner:ペルシナーとも呼ばれ、輸出向けに作られたビールのこと

  7. Amber Ale:アンバーカラーのビールのこと

 

様々なクラフトビールのスタイルがありますが、さらに作り手によって香りや味も異なってきます。全てを試してみるには多過ぎるかもしれませんが、、、仲間や同僚と、パートナーや家族と、いろいろ試してみると楽しいですね。

クラフトビールデビューするなら

クラフトビール紹介

クラフトビールに興味を持って、実際に買おうとしても種類が多すぎて何を買ったらいいかわからない人もいると思います。

「クラフトビールを初めて飲む」そんなあなたに1番おすすめしたいのは、ズバリ Hazy IPAというスタイルのクラフトビールです!

これは色や泡といった見た目は普通のビールに似ているのですが、特徴としては濁っているビールで、飲んでみるとさらにびっくりします。ビール特有の苦味が一切なく、ホップの香りで口中が溢れるのです。今までビールを飲んだことがない方や、ビールが嫌いな方もこの Hazy IPA を飲んだ後にはビールを飲めるようになってしまったという例もたくさんあるほどです。

こちらの Hazy IPA というのはいったい何者なのかは、以下の記事にまとめているのでぜひご覧ください!

Hazy IPAを飲めばクラフトビールの魅力を知る|Yorokobi Brewery

私たちが造った「Hazy IPA」をご紹介!

渋谷発!私たちが作っているクラフトビールをぜひ紹介させてください!

 ☆こちらが第1弾の『HEAVEN TRIP (HAZY IPA)』です。
エールビールの中の「Hazy IPA」というスタイルのビールです。
口に入れた瞬間押し寄せる、ビールの概念を覆す濃厚でフルーティーな旨味と香りが特徴です!グビグビ飲めるのに実はアルコール7%もあるのであなたも気付けば天国へトリップ!ビールが好きな人はもちろん、ビールが嫌いな人にも大好評で、これがきっかけでビールが好きになった、、、なんて人もいます!
YOROKOBIのスムージービール
☆こちらが第2弾の『ENDLESS PARADE(Smoothie Sour Ale)』です。
トロトロな飲み口で押し寄せるフルーツの甘みと酸味が特徴です!マンゴーとバナナの甘みと、パッションフルーツの酸っぱさが見事に混ざり合ってまるで南国にいるかのよう! 果たしてこれは本当にビールなのか?! ビール新時代のスムージーサワービールがここに誕生しました。 食後にまったり、楽しい時間の余韻をお楽しみください!
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まとめ

今回はクラフトビールについて説明しましたがいかがでしたか。
今後クラフトビール市場は間違いなく伸びることでしょう。
クラフトビールの周囲は豊かなコミュニティができていることも多いので一度クラフトビールを売っているお店やイベントに参加するのもいいかもしれません!